大災害で気付いた平凡な日常のありがたさ
2011年6月29日カウンセリングこそが私の医療の原点
2011年6月29日今年の目標は「良く学び、良く遊べ」
2010年12月6日コラム連載2年、読者の多さに驚きと感謝
2010年12月6日スタッフ共々、日々の成長を心掛ける
2010年12月6日勉強しつづけることの大切さを痛感
2010年12月6日家族3人で夏休みを満喫しました
2010年12月6日父親代わりに育ててくれた祖父の死に涙
2010年12月6日娘の初めての怪我に大慌てした父の日
2010年12月6日飛行機の窓から地上と空を見て思ったこと
2010年5月31日私の故郷は、今話題の徳之島です。93歳の祖母が体調不良のため、ゴールデンウイークに2年ぶりに帰省しました。連休明けも大阪でのセミナーに参加したため、1週間で6回も飛行機に乗る機会がありました。
飛行機から地上を見ていてふと思ったのですが、私たちは普段何も気にせず地上で生活していて、色々な事故に遭遇したりしますが、2階にいれば避けられることもあります。2階よりも3階、3階よりも10階と、より高い所の方が安全という場合もあるかもしれませんが、地震が来て建物自体が崩壊する危険性はあります。山の上にいればそうしたリスクは避けられますが、高地ならではの悪天候を心配しないといけません。しかし、さらに高く、飛行機で雲の上まで突き抜けますと、静寂で一面真っ青な、声
も出ないほどきれいな世界が広がります。
私は最近、歯科業界の日本でトップクラスの先生達と出会うことが多いのですが、共通して言えるのは、技術だけでなく人格も優れた、いわゆる「雲の上の人」たちは、本当に何事にも左右されないきれいな世界に生きておられるような気がします。その点、自分を振り返ると、まだせいぜい2階か3階のような気がします。その程度の高さだから心配しないといけないことが多いのだろうかとも思います。皆さんはいかがでしょうか。
また、病院を移転・開業するのにわずか如坪で数千万円かかり、日々経営のことも考えますが、飛行機の上から大坂城を見ますとあまりの大きさに驚きます。自分の病院と比べるにつけ、昔の殿様は偉いなと思います。私も技術と人格を磨き、10年先・20年先を見据え、細かいことを気にせずに、大きな心で物事に接していきたいと思います。
余談ですが、81歳の祖父が1月に脳梗塞で倒れ、鹿児島市内に入院しています。今回帰省した機会にお見舞いに行きましたら、毎日「ばあちゃんに会いたい」と言っているそうです。夫婦の愛情の深さに感動しました。