鹿児島出身の私が愛媛初上陸し早6年が経ちました。今の病院は居抜き物件でしたが、6年間多くの患者さんに支えていただいたおかげで、夢にまで見た、夢のような新しい病院を建てることができました。伊予鉄道の土居田の駅の隣です。
9月末に引き渡しがありました。いざ自分の病院になって、ゆっくり院内を歩き回ると、全てが新しく、また思い描いていた通りの癒しの空間になっていて、これまでの苦労が走馬灯のように蘇り涙が出てきました。
今回の開業で一番頑張ったのは誰かと考えましたところ、いくら仕事とはいえ、猛暑の中、1つずつ丁寧にさくら歯科クリニックを作っていただいた建設業者の現場の方々という思いが強く、総勢20名集まっていただき、居酒屋で慰労会を行いました。聞けば、このような会はほとんど無いそうです。現場の方々同士も一緒に飲む機会があまりないようで、想像以上に盛り上がりました。皆さんとても良い人達でした。陰で支えていただいた人達とじっくり語らい飲み交わしていると、改めて感激で涙が出そうでした。私自身彼らを裏切らないようにきちんとした治療をしなければと身が引きしまる思いでした。
これまで私が勤務してきた病院も新築という所はなく、歯科医師人生で初めて新しい病院で働くため、かなりドキドキ感があります。
この1年を振り返りますと、去年の11月に44歳になり、12月13日には結婚12年目で女の子を授かり、父親1年生として日々奮闘し、仕事では新しいスタッフも迎え、10月には新しい病院ができました。子供を授かったことも奇跡ですし、自分の病院を持てるのも奇跡で、44歳にして第2の人生を真正面から謳歌しています。
事前に時間をかけて、患者さんやスタッフたちと、新しい病院はどうあるべきか、話し合いを重ねてきました。その甲斐あって、従来には無いような「癒しの病院」ができたと自負しています。11月7・8日には内覧会を行いますので、興味のある方は1度足を運んでみてください。