2009年3月

秋に病院移転を計画、アイデア募集中

2009.3.30

 今の病院が手狭になったため、今年の9月頃、松山市の土居田駅裏に移転開業することになりました。皆さんが癒され、居心地の良い病院を作りたく、できるだけ多くの方に参加していただき、アイデアを出してもらっています。

 先日も、小さなお子さんを持たれているお母さん方に10人ほど集まっていただき、当院で歯のセミナーと、新しい病院の設計図を見ながらの座談会を行いました。初めての試みで、参加者にくつろいでいただこうとお菓子と飲み物は準備しましたが、盛り付ける気の利いたお皿が見当たらず困ってしまい、最初に来られたお母さんにお任せしましたところ、驚いたことにお菓子を人数分均等に分け、紙コップに入れ一人一人に渡していきました。男性にはこの発想はまず浮かばないので本当に驚きましたし、女性は考え方が柔軟であるということを改めて実感しました。この一件で「今回はすごい会になるな」と予感していましたら、想像以上に盛り上がり、10時前にスタートし、終わったのは午後1時頃でした。意見は待合室やキッズルームの内容だけに留まらず、最終的には2階の院長室やスタッフルームの配置にまで及びました。自分では「考え抜き、これ以上ない」と自負して見てもらった設計図にも関わらず、湯水のごとく溢れ出るアイデアと「ママサンパワー」の凄さに圧倒されました。翌日、設計さんと相談しました。出してもらったアイデアを設計に採り入れたらより映適な空間となりそうです。また、今回の座談会では患者さんが満足する病院がいかに少ないかということも感じました。

 大変有意義な時間を過ごせましたが、まだまだアイデアはあると思いますので皆さんも参加してみませんか?貴重なご意見お待ちしております。

子育てに奮闘しつつ、今更ながら思うこと

2009.3.2

  娘が生まれ1ヵ月余りが過ぎました。体重が1.5㎏増え、身長も8㎝伸び、すくすくと育っています。ただこの1ヵ月は、かなりハードでした。

 私達夫婦はともに両親がすでに亡くなっており、鹿児島出身ということもあり、夫婦二人っきりで乗り切ろうと決め、子育てにあたりました。産後の1ヵ月は、「妻を絶対安静にさせないといけない」という思いがあり、自分が出来ることは全てやりました。

 娘が生まれるまでは、診療を終え自宅に帰ると、風呂と食事の準備ができており、ゆっくりくつろいだ後、夜10時に就寝し、朝5時に起床するという生活を送っていました。しかしこの1ヵ月は、仕事を終えると近所に晩御飯の買い出しに行き、風呂に入っている間に洗濯物を洗い、娘を風呂に入れ、妻が母乳を飲ませている間に晩御飯の準備をし、食後は洗濯物を干し、気がつくと12時頃になっていて、朝は6時過ぎにやっと目が覚めるといった状態です。

 いつも妻が当たり前のようにやっていることを体験すると、本当に妻のありがたみが身にしみますし感謝の気持ちでいっぱいになります。また、毎日娘を見ていますと愛おしくてたまらないのですが、両
親も同じような気持ちで自分を育ててくれたのかと思うと、いつも両親に迷惑かけていた事を今更ながら反省します。

 私は中学・高校とも男子校で、女性のことはあまり分からなかったのですが、娘を持ってみると、当院
に来られる患者さんを含め、女性は全員誰かの娘さんなので、一人一人大切に接しないと失礼だなと思うようになりました。