８月２８日は、妻の母親の命日でしかもスタッフの誕生日です。妻の実家は鹿児島で母親を亡くして悲しんでいる同じ日に、愛媛の大洲でスタッフが生まれ家族が大喜びしているという不思議な日です。

人の縁は不思議なもので、私の妹はゆうこ（優子）で、妻の姉もゆうこ(祐子)、私の妹はのりこ(教子)で、妻の母親ものりこ(典子)です。妻の姉は歯科衛生士で、兄は私と同じ年で医師をしています。妻と出会うべき運命を感じますね。

今回のパラリンピックにおいて、１４歳で女子１００ｍ背泳ぎの史上最年少の銀メダリスト山田美幸さんをご存知でしょうか。生まれつき両腕がないそうで、左右の長さが異なる両脚で打たれる力強いキックを推進力に変えて、両肩を巧みに回転させながら姿勢と進んでいく方向を保ち、キックで量よりも質を追求してきた過程で、ゆっくりとしたストロークが刻まれるようになったそうです。現在では４種目で日本記録保持者になり、美幸さんを支えた御両親と本人の想像を絶する努力ははかり知ることができないものがあります。

パラリンピックのいろんな種目を見ていると自分にもまだまだ出来ることは、たくさんある事を実感しますし、少々のことでくじけるわけにはいかないなと思います。

昨日の夜パラリンピックの開会式がありましたが、パラリンピックについて知らない事が多すぎて自分でもビックリしました。まずオリンピック直後選手村を改造しますという情報を聞き何でだろうと思いましたら、車椅子の方が多くそのままでは使いづらいとのことでした。親友が車椅子を使っているので、意識はしているつもりでしたが気づかないことに驚きました。競技もパラリンピック独自のルールがあるようで、最近自宅でTVが見れるのでいろんな競技を見ながら改めて理解を深めたいと思います。

娘が今中学１年生ですが、幼稚園の時までは松前町に住んでいて毎日NHK教育TVを見ていました。小学校は松山市内の学校に通わせるため、松山市へ引っ越し、そのタイミングでTVを見るのをやめる事にしました。はじめのうちは娘もTVを見たがっていましたが、途中からあきらめたようで言わなくなりました。インターネットも使えず、TVの無い生活は会話が弾むので想像以上に楽しいものです。

中学校に入ると、今どきは１人１人にタブレットを渡され宿題をしないといけない状況なので、インターネット環境を整える必要があり、さすがにTVもそろそろいいだろうという事で昨日ついに自宅でTVが見れるようになりました。夜見ましたら、２４時間TVのエンディングの場面で感動的でしたが、７年ぶりのTVは本当に感動しコマーシャルも新鮮でした。自宅でTVを見ることは一般的には当たり前のことだと思います。ただ家族が仲良く一緒に生活している、毎日優秀なスタッフが休まず働いてくれる、毎日気の合う患者さんが沢山来ていただけるなど日頃当たり前と思っていることに再度感謝し、自分の出来ることを全力で取り組みたいと思います。

昨日から新しいスタッフが勤務し１日診療を見てくれて診療後、感想を聞かせてもらいました。今までいろんな歯科医院で勤務していたので、歯科治療に対するいろんな疑問があったようですが、とことん話し合いましたら私の治療方法に納得してくれました。

私のコラムを見て価値観が合う人だと思って来院されたとのことなので、時間が経って慣れてもらえれば自院の大切なスタッフになってもらえます。お互いあせらずに１歩ずつ進んでいきたいと思います。

今日から新しい歯科衛生士さんが勤務することになり、本人以上に私もスタッフも期待と緊張感があります。ベテランの歯科衛生士さんですが自院では初めてなので、緊張しながらも一生懸命に頑張ろうとしている姿は感動しますし、私も院長として働きがいのある楽しい職場作りをしていこうと思います。職場も家庭や人生と一緒で良いことや嫌なこともありますが、みんなで前向きに取り組めばいずれ素敵な空間になると思います。どうなるか本当に楽しみです。

スタッフが一人事情により急に辞める事になり、歯科衛生士を急遽募集する事にしました。全国的に歯科衛生士は不足していて、一般的な職種で求人倍率が２倍を超えると異常だどうですが、歯科衛生士に関しては２０倍を超えています。沖縄の後輩の病院は開業１０年位経っていますが、いまだに歯科衛生士は来ないそうです。

ただ私は「世のため、人のためにきちんとしていると神様がいてすぐに必要な人を準備してくれる」と信じていて今まではハローワークに求人を出して１０日位までには一人決まっていました。今回も信じていて１３日の金曜日にハローワークに求人を出し毎日「さくら歯科に合う心の優しい人が来ますように」とお祈りしていました。神様にお願いが通じたのかなんと昨日ハローワークから電話があり、歯科衛生士の希望者がいますとのことでした。すぐにでもお願いしたいので、夕方４時に来ていただき面接をしました。第一印象はとても優しく穏やかで、さらに私のHPのコラムを見て価値観が合う人だと思って来院されたとのことでした。チーフスタッフとも面接をしてもらいましたが、とても気があったようで即採用で２日後の土曜日から出勤してもらうことになりました。

HPのコラムは、最初患者さんに私の日頃の人となりを知っていただくために書き始めましたが、まさかスタッフの心を打つとは思わず、「努力は必ず報われる」ことを実感しました。本当に感謝ですし、新しいスタッフとさらに居心地の良い病院になるよう頑張っていきます。

今朝ラジオを聞いていましたら、コロナ禍で影響を受けている業種の話しがされていて私の感覚では飲食店がかなりダメージを受けている印象があります。ところが最近はランチのテイクアウトの需要が増え続け、売り上げは少しずつ取り戻しているようです。意外だったのがブライダル業界で去年１年で約１兆円の損失があり、２７万組のカップルが結婚式を延期したそうで結婚式場だけでなく花屋さん、衣装屋さんなどブライダルにかかわる多くの人たちが大変なようで約８割の会社が倒産したそうです。

私は、日頃からいろんな仕事をしている患者さんを診ているので、世の中の状況をできるだけ確実に把握し、患者さんの気持ちに寄り添えるよう心配りをしていくことは、特に今の時期は大切だと思います。

東京オリンピックの陸上・女子やり投げで銀メダルを獲得したポーランドの「アンドレイチェク選手」をご存知でしょうか。ポーランドの男の子ミロシュケくんが、米国で心臓の手術を待っており、手術費用が必要な子供のためにメダルをオークションに出品しました。２５歳のアンドレイチェクは「メダルの真の価値は常に心に留まります。メダルはただの物質でしかありませんが、他の人にとって時に素晴らしい価値を持ちます。この銀はクローゼットでほこりを被る代わりに、人の命を助けられるんです。だから病気の子どもを助けるためにオークションに出そうと決断したのです」と言っています。一流の人は、まず心が本当に優しいから周りの人のサポートを得ることができ結果を残せるような気がします。

さらに素晴らしいのがポーランドの大手コンビニエンスストアの「Zabka」がこの話を聞き、落札した上で「アンドレイチェク選手」に銀メダルを返してあげ、足りない手術代を全額負担したそうです。本当に人のために純粋に動くと必ず賛同する人が現れ、物事は成就するような気がします。私も毎日診療を通して患者さんに恩返しをしたいと思います。

6月下旬に２人の師匠に出会いまして、７月から本気で新規開業の気持ちで毎日を完全燃焼できるよう心掛けて診療に臨んでいます。やる気は不思議と患者さんに伝わるようで、特に小児の矯正治療の患者さんが増えています。最近は矯正治療に力を入れていますが、歯並びが悪い患者さんを治療していますと「小さい時に悪くならないように出来なかったのか」という疑問が湧いてきます。小児矯正治療も悪くなった後の治療法はありますが、悪くならないようにする方法はありません。

了承していただける患者さんには、永久歯が生えだしてくるときから歯並びが悪い歯の１本ずつを丁寧に元の位置に戻してあげる方がいいような気がしています。特に小児矯正の方法は、もっと子供たちにとって負担の少ない治療法がないか毎日真剣に考え抜いていきたいと思います。